結婚式豆知識

暦ついて

最近の結婚式ではあまり暦を重要視されない傾向です。
入籍する日を大切に考え、結婚式はあくまで儀式として日取りはそこまで・・・というような考え方が一般的になってきるのかなと感じます。
ただそうは言っても、暦を気にされる人も多いのではないでしょうか?

暦に対する考え方について

当社がプロデュースする結婚式のほとんどは神社、お寺、教会というように本物の宗教施設になります。
宗教施設には、ホテルや専門式場にはないそれぞれの考え方や規律というものがあります。
特に暦に対しては、ビジネスでしている式場とは違う空気感というものが存在するように思います。
暦を無視するのではなく、上手に寄り添っていくという感じでしょうか。
神様や仏様をお祀りされているところは、ある意味で暦を大切にされているように思います。
では、結婚式における暦の見方を少し紹介しましょう。

日取りの選定について

昔から一般に婚姻の吉日とされている日
戊午(つちのえうま)・辛未(かのとひつじ)・癸酉(みずのととり)・丁丑(ひのとうし)・己卯(つちのとう)・丁亥(ひのとい)・乙巳(きのとみ)・辛酉(かのととり)・辛亥(かのとい)・丙辰(ひのえたつ)

十二直では「なる」「たいら」「みつ」「さだん」が吉日とされ、「天赦日(てんしゃび)」も大吉とされています。
その他で皆さんに一番馴染みの深い六曜では「大安」が良いとされています。

どの暦が大切かは、人それぞれであるように思います。
例えば、神社やお寺では「大安」「友引」「仏滅」等の最も有名な六曜についてはあまり話題にはなりません。
六曜よりは十二直、暦日、暦注下段等の話をさせていただく事が多いです。

ご親族からも日取りの反対がある時は、「この日は仏滅だからダメ」よりは「この日は不成就日(ふじょうじゅび)だからダメ」というお言葉をいただく事の方が多いですね。
そういう意味では、ご親族の中に暦を気にされる人がいるようならば、まず先にご相談されるべきではないでしょうか。

何事もあまり神経質になると、悪い日と言われる日は実は結構な頻度でありますから、日取りを決めるのにがんじがらめになってしまう恐れもありますよね。
ただその日が悪い日で済ませるのではなく、どう行動すればそれが改善されるのかとか、どう向き合えばいいのか、そういう考え方で暦には寄り添っていけばいいのではないでしょうか。